100年以上前からコンベヤは一台のモーターで駆動すること
が当たり前。日本省力機械はこの常識を破り、左右2台の
モーターでコンベヤを 駆動することに成功しました。
この運転方法により、運転中のコンベヤの左右のチェーン張力
の違いが判り、コンベヤの不具合の予兆を把握することが
可能です。突発的な故障によるコンベヤの長期間の運転停止を
防ぐことができます。
また、コンベヤの運転状態を可視化することでメンテナンスを
効率化できるシステムです。
車に例えるなら、左右の前輪にモーターをそれぞれ取り付けて
各々を回転制御するようなものです。
まっすぐに進みたいなら、左右のモーターを同じ回転にする。
右に回りたいなら左のタイヤの回転数を上げる、
という具合です。
また、左右のチェーンの張力が判るということは、
コンベヤにカーナビのような監視装置がついていることになります。
|
チェーン張力等表示部
|

画像をクリックで拡大します
左右2軸に2つのモーターを用い、ヘッド軸は左右別々に配置し、別々のモーターで連動してコンベヤを動かします。
<特長>
1.左右別々の動力を使用して運転しているため、チェーン張力を左右ごとに監視でき、アラームはトラブルが起こった場合、左右それぞれで表示することができます。この為、原因箇所の確認がしやすくなります。
2.左右2軸にすることでスプロケット間に軸がなくなるため、大きな物でも搬送しやすいです。
(今までの様にヘッド軸に当たることがありません。)
3.チェーン張力やアラーム履歴のデータを記録できるため、トラブル発生時期を推測しやすくなります。
4.従動軸の回転計測によりチェーンのたるみを検知し、テークアップ調整時期をお知らせします。(オプション)
5.スクレーパの噛み込み等により、あらかじめ設定したチェーン張力を超えると、自動復旧動作も今後可能になります。
6.左右のチェーンを別々に動かし、スクレーパのジグザグ動作なども可能です。

エプロンコンベヤなど輸送物を載せて運ぶコンベヤの
リターン側の落材処理をオートリターンさせ、
清掃の手間を無くす新しい発想の装置です。
ベルトコンベヤ・エプロンコンベヤの輸送物・戻り処理に
急傾斜形ベルトコンベヤやエプロンコンベヤでは構造上、搬送面にクリートや横桟が付いているためにクリーナーを取り付けることが困難であり、ベルトを叩いて付着物を落とす方法などでベルト面の清掃を行っています。この為、効率的に付着物を取り除くことができずリターン側に搬送物を持ち帰り、下面に落下した輸送物の清掃作業に手間がかかることで悩まれていることも多いかと思います。
当社のオートリターン装置は底面に溜まった落材物を自動的に搬送し、再び運搬側へ戻すことで清掃作業を無くす回収コンベヤです。

急傾斜ベルトコンベヤ/平ベルトコンベヤ/エプロンコンベヤ/桟付ベルトコンベヤ
形状・配置イメージ
コンベヤ底面に溜まった落材物を鉄板製の掻き板(スクレーバ)で運び、テール部で反転させ、最終的に搬送面に戻します。粉体、小さな塊状落材物の戻しに適しております。
寸法表
|
型番 |
ヘッドケース |
|
|
H1 |
H2 |
H3 |
|
AR75 |
650 |
200 |
350 |
|
AR100 |
600 |
250 |
430 |
|
型番 |
AR-S |
AR-R |
|
S1 |
※1 S2 |
S3 |
R1 |
※1 R2 |
R3 |
※1 R4 |
|
AR75 |
675 |
1485 |
※1 1000 |
675 |
1400 |
400 |
225 |
|
AR100 |
850 |
1830 |
※1 1050 |
900 |
1800 |
500 |
350 |
|
型番 |
テールケース |
中間断面 |
|
T1 |
T2 |
T3 |
T4 |
T5 |
※2 M1 |
M2 |
|
AR75 |
220 |
100 |
190 |
325 |
510 |
235~ |
~500 |
|
AR100 |
300 |
120 |
220 |
430 |
640 |
350~ |
~1100 |
注記 ※1の寸法値は任意に設定可能です。
※2の寸法値は最低125mmから製作可能ですので、別途お問い合わせ下さい。 |
ECOへの提言 原料コストの無駄を削減
落下物(原料)は清掃された後、廃棄処分していませんか?落材物を再び搬送ラインに戻すことにより、今まで廃棄していた物を再び原料として利用できますので、結果、無駄が無くなり
原料コストを下げることが可能です。また、廃棄処分にかかる費用もなくなります。
清掃作業の負担軽減
コンベヤの清掃は狭いスペースでの作業となるので危険が伴い、時間もかかり重労働です。
清掃に費やす危険で無駄な負担は軽減されます。
作業環境改善
清掃時は粉塵なども発生しますので、環境的にはあまり望ましくないことが多いと思われます。
清掃がなければ、悪環境の作業から開放されます。
危険な作業からの開放
人力で清掃中にコンベヤが動いてしまった場合、大事故につながる可能性があります。
清掃にかかるコストの短縮
清掃中はコンベヤの運転を停止しなければなりませんので作業効率が低下します。
清掃時間が短縮できれば無駄な仕事がなくなり、コストも短縮できます。
メンテナンスが簡単
点検が必要な部分には窓を取り付けていますので、日常の点検が容易です。
既設のコンベヤに取り付ける場合
現在ご使用中のコンベヤの底面等を改造し、オートリターン装置を取り付けすることになります。
オートリターン装置のサイズはコンベヤに合わせて変更可能です。