Smart Conveyor® スマートコンベヤ®
スマートコンベヤ®とは運転状態のモニタリングや省エネ、自動運転をサポートする新世代のコンベヤシステムです。
スマートコンベヤ®とは運転状態のモニタリングや省エネ、自動運転をサポートする新世代のコンベヤシステムです。
これまでのコンベヤは、1台のモーターで駆動することが当たり前でした。
当社ではこの常識を覆し、左右2台のモーターでチェーンコンベヤを駆動させることに成功。これにより、運転中のコンベヤの左右のチェーン張力の違いが判り、不具合の状態を把握することが可能となりました。また、コンベヤの運転状態を可視化することで、メンテナンスの効率化も期待できます。さらに、ハンマリング装置により、チェーンへの異物などの詰まりを防いで保守作業の負担を軽減するとともに、チェーンやレールの長寿命化を実現します。
省エネや省力化、省資源化を実現し、SDGsの達成に貢献するコンベヤです。
モーター1台のタイプでも「見える化」を実現しています。
サーボモーター2台で左右のコンベヤチェーンを駆動します。それぞれのモーターのトルクを測定し、張力に変換し、表示、記録します。
左右や合計のトルクを管理し、安全装置として利用できます。
通常のモーター(インダクションモーター)使用のコンベヤで左右の張力の測定が可能なタイプです。ロードセルを取付け、その値を左右のチェーン張力の値に変換し張力の表示、記録が可能です。
テークアップの張り過ぎや、長年の張力値の変化で、故障の予知などを目指した装置です。
電流計の値と張力の値を比べ高度な安全装置としても使用できます。
スマートコンベヤ®は、左右のチェーン張力をリアルタイムで測定し、ディスプレイへの表示や記録することが可能です。これにより日々のチェーンの状態を管理できるとともに、搬送物のカミ込み等で負荷がかかったり、停止した場合、問題箇所の特定がしやすくなります。将来的にはデータを蓄積(ビッグデータ化)することで、コンベヤの状態をAI診断して、故障予知に繋げる事も可能になり、突然の故障による運転停止を回避することも期待できます。さらに、データのグラフ解析や電流計ほかセンサー類を追加して、安全装置としての機能を向上させるなど、コンベヤシステムの可能性を広げます。
異物などのカミ込みが発生し、チェーン張力測定器が異常値を検知した時、自動で正逆運転を行います。逆転運転の回数や逆転時間の設定ができます。コンベヤが正常になったことを確認してから正常運転に戻ります。これらの機能が省人化を強力にサポートします。
ハンマーでチェーンを叩き、自動的にコンベヤチェーンに付着した灰などの異物を除去し、ローラーの不回転、屈曲不良が起こることを防ぐ装置です。チェーンの動きを利用してハンマーを上下に動かし、チェーンを叩くというシンプルな構造ですが絶大な効果があり、チェーンの長寿命化やレールの摩耗防止、運転電流値の低下など、省エネや環境負荷低減につながります。チェーンの良い状態が長く持続するため、テークアップの作業も容易です。
ピン、ローラー、リンクプレートの寸法に焼却灰などの搬送に適した隙間を持たせたチェーンです。ローラーの不回転、リンクプレートの固着を防ぐ機能を持ちます。チェーンの一部材質をステンレス鋼にすることで、より機能強化が期待できます。また、ハンマリング装置と併用することでさらなる効果を発揮します。